埼玉県天気予報被害者の会会員No.31のクヤモニ登山鉄道氏とラーメン二郎 ひばりヶ丘店を確認しました。
途中徴兵令が下される赤紙ならぬ赤電話がかかってきました。
約1時間の並びでようやく入店出来ました。どこぞの神田神保町より遥かに短い待ちです。
並びの途中太陽が雲から【御来光】しここでも天気被害を喰らいました。めちゃくちゃ暑かったです。
今回は小ラーメン ニンニク アブラ少し、現金100円で追加できるトッピングの味玉をオーダーしました。モニクヤ登山氏はニンニクアブラに同じく味玉を注文していました。
このタワーのように盛られたヤサイ これこそひばりヶ丘店の真骨彫ですね。
まずスープですが、おそらくいつものヒバジからすると下ブレなように見えました。乳化がそこまで進んでいないスープはバッチバチに決まったスープの時に比べて味がやや薄いように感じました。(なんなら非乳化寄りですね。ヒバジで非乳化寄りは初めて引きました。)しかし、それでいても十分すぎるほど美味しさを感じられました。むしろこれくらいの方が後半キツくならないので個人的には好きです。
カエシのしょっぱさが最初にキタキタキタキタ!!と思えばその後すぐにガツンと来るブタのアブラからくる甘み。そしてそれ以外の雑味やエグ味が一切ない味の構成こそシンプルながらも美味しい、これでいいんだよ!こういうのでいいんだよ!と感じられるスープに職人技を感じざるを得ませんでした。しょっぱいポテトチップスと甘いアイスを交互に食べる非効率な食べ方より、ひばりヶ丘二郎のスープを飲むことでしょっぱさと甘さの交響曲を1度で奏でることが出来るのです!
何より特筆したいのは麺ですね。ヒバジの麺ってこんなに美味しかったっけ?と思えるほどのものでした。最高です。
麺の太さは二郎にしては標準〜やや細めながらもやや固めに茹でられた麺は、オーションの良いところだけを取り出したかのような圧倒的な完成度を誇るものでした。噛めば噛むほど小麦の香り、完成度の高いスープの味が口の中を充満しました。固茹でなだけあって咀嚼数を求められますが全く苦になりません。あまりに美味しすぎて口と丼を麺を持った箸が85km/hで高速運転していました。これなら途中徐行があっても59分で走破余裕ですよ。(先行列車遅延の影響で5秒延)最後まで美味しいと感じられました。
ブタは見ての通りです。もはや言うまでもありません。ヒバジらしい超トロトロ、もはや溶ける寸前のドロドロブタと言っていいかもしれません。美味しくないわけがありませんでした。カエシの染み込みは割と控えめですがブタ本来の味、アブラの甘さ、そしてホロホロと崩れる肉は1口食べると背徳感すら感じさせてくれます。
ヤサイは結構なクタクタヤサイでした。この盛り付けこそヒバジの特徴ですよね。味付けは特にされていません。(カラメコールするとヤサイの一部にカエシを浸してくれます。)このクタクタヤサイがスープを吸い上げ、ドレッシングのような役割をしてくれました。最高です。量も増さなくてもそれなりに入ってくるのは嬉しいですね。
アブラは…多分入ってました。
味玉は白身部分が半熟で中がほぼ完熟されており、どういう調理方法なんだろう?と思えるものでした。しかし黄身の濃厚さ、白身のサッパリ感はお口直しにちょうどいいものでした。
ニンニクは相変わらずの超強烈ニンニクでした。ちょこんとしか乗っていないにもかかわらずスープに混ぜ合わせると強烈な存在感を放っていました。やはりニンニクは少しがちょうどいいです。(ニンニクマシにしていた隣の丼からニンニクの辛い匂いがこちらまで届くほど強烈です。)
やはりいつ行っても美味しい安定のヒバジでした。普段並ぶのが大嫌いなホモ疑惑すらあるせっかちなモニクヤ登山氏もこのクオリティーなら1時間並べる。と仰っており大満足の【御様子】でした。