モジモジインスペクター⤴️氏とラーメン二郎 府中店を確認しに行きました。
昭和のノスタルジックな雰囲気漂うビルの一角に店舗はあります。スナックなどの店舗がひしめき合っているなかでブタクサさを放っているのは異様ですね。
最近の二郎ではヤサイがここまでの量盛られることが少なくなった気がします。(ヤサイマシコールはしていません。)ヤサイを4すくいしている店主の姿を見て完食できるか心配になりました。(小ラーメンで900円と割高なのでこれくらい盛ってくれるのは有難いです。)
ヤサイをかき分けているとなんと!見つけました!8mm位しかないと思われます?!が!果たして...府中店名物 赤いダイヤモンドことニンジンです。
そのヤサイの様子ですが、先述の通りものすごい量が入っていました。食感はシャキシャキめで、味は特に着いていない感じでした。同じくアブラも味は特に着いていませんでしたが、トロトロで甘みが強く、とても美味しいアブラでした。
そしてスープですが、飲んでみるととても優しいマイルドな味がしました。しかしその中でもアブラ感が広がり、さらにブタやその他食材の旨みがしっかりと出ていて、繊細ながらも完成度の高いスープでした。(背脂のようなものが浮いており、それがアブラ感を出している正体なのかもしれません。)着丼した時は非乳化なように見えましたが、後半〜食べ終わる頃に再度確認してみると微乳化な感じでした。味的にもこの日は微乳化だったのかもしれません。おそらく強烈なパンチを求める人には物足りないスープですが、私はこのような奥深いスープはとても好きです。
麺は普通よりやや太いかなと感じる位の太さでした。ただ何本か麺が固まった状態のものもあり、少々気になりました。昔は超極太麺だったらいですが、今はそうでもないようですね。
肝心の味ですが、小麦の香りも申し分なく、またやや加水率が高めでツルツルと啜れる印象を受けました。ですがなにより驚いたのは食感です。なんと!とてもモチモチしているのです!
タピオカとまではいきませんが、モジモジとした弾力のある麺は噛み心地がとても良く、がっついてしまいました。
ブタはもはや崩壊してしまったものが2枚相当分入っていました。崩壊しているだけありめちゃくちゃ柔らかったです。赤身部分がほとんどだったのですが、ここまで柔らかく調理されているのはなかなか業が深いですね。味染みは割と控えめな印象でしたが、ここまで柔らかいと美味しくいただけますね。(モジモジインスペクター氏のブタは味染みちょうどよかったそうです。)
ニンニクはそれなりの量が入っていましたが、そこまで強烈なパンチを誇るニンニクではなかったので、スープの味を壊すことなく、むしろ味を引き締めている感じでした。ここまで繊細なスープだとちょっとの味変化アイテムで即ダメになってしまいますが、これくらいのパンチなら有難いです。
写真には写っていませんが今回温泉卵を追加してみました。別皿提供かと思いや丼に浸かった状態で出てきました。全体的にかなり完成された味だったので使い所に困ってしまいました。温泉卵だけれんげでちゅるるるっと頂きました。黄身が濃厚でいいお口直しになりました。(ややスープに黄身が流出してしまいました。)
平日の夜しか営業しておらず、とても訪問するには難易度の高い店ですが、ハイクオリティーな二郎を頂ける店舗でした。また店員さんの雰囲気もかなりよく、好印象です。ちなみに先述の通りヤサイ普通でも相当な量のヤサイが入るので、そんなに食べられないよという人は要注意です。(ちなみに私も割とキツかったです。)もっと大きい赤いダイヤモンドを発掘するためにも再度訪問したいですね。