フクロウ集団宛二郎系メルマガ 発信者:B

我々の元に不定期で来る内容が気持ち悪いスパムメール構文を元に綴るラーメンレビュー

ありが豚 橿原店の様子

近鉄吉野線 岡寺という二度と降りそうにない駅にある ありが豚 橿原店を遠路はるばる クソ遠回りしながら確認しに行きました。
まず近鉄吉野線っていう電車ですが各駅停車(近鉄では普通と呼ぶようです。)が30分に1本しかなく、さらにちょうど行ってしまった後だったので代替の交通手段を探しました。するとバスが出てきたので乗りましたがこれが大ハズレで、歴史の教科書で聞いた事ある地名をひたすらぐるぐる回るだけの訳の分からないバスでした。(というか、乗るバスを間違えました。)そのバスの名前も赤がめ15だか16系統とかいう人を小馬鹿にしたような名前をしていました。

しまいには飛鳥という岡寺駅のひとつ先の駅にまで流されてしまいました。この時点でラストオーダー14時30分に間に合うかかなり怪しくなってしまいましたが、何とか電車があって助かりました。ラストオーダー2分前に滑り込んでセーフでした。

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ラストオーダーギリギリでの注文なのでいちばん差し支えないラーメン並を選択しました。
訳の分からない辺鄙な駅チカ徒歩2分 しかもやたら店が綺麗だったので正直まるで期待していませんでした。
しかし、スープをひとくち飲むと、なんと!めちゃくちゃ美味しいのです!
しっかりと乳化したスープは豚骨の旨みだけを綺麗に取りだしたような味で嫌な臭み エグ味が一切なく、それでいて胃もたれするような脂っこさはそこまで残らず後味はスッキリとしているスープは新感覚でした。そこにカエシのしょっぱさもバランスよく絡み合い、味の構成こそシンプルですが超私好みでした。美味しすぎて交響曲を奏でたい気分になりました。こんな訳の分からない駅にあるのが勿体無いクオリティーでした。(店の看板によると添加物を一切使わず天然水を使っているとの事。これがこの素晴らしいスープの秘密なのかもしれません。)
ヤサイはかなりシャキシャキめで味は特に着いていない感じでした。モヤシが太く存在感のある感じでした。スープと絡ませるのもありですが、アブラに味が着いており、これと一緒に食べるのが最高でした。そのアブラも甘さとしょっぱさがちょうどよく、マシにすればよかったと思いました。

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麺ですが、太麺と記載がありましたが実際は平打ちストレートめな細麺でした。正直麺は物足りなさを感じてしまいました。確かにこの完成度の高い繊細なスープに強烈な麺は合いそうにありませんが、あまり麺の主張がないのもなぁと言った感じです。ツルツルしており、やや加水率が高いように感じました。
ブタは大きいのがひとつどん!と乗っかっていました。こちらも味染みは控えめでした。ですが豚本来の味が楽しめるものでした。そして見た目的にパサついているのでは?と心配になりましたがそんなことは無かったです。
ニンニクはかなり辛いタイプのニンニクでした。この繊細さの塊のようなスープに強烈な辛さと風味を誇るニンニクは入れすぎ注意ですね。少なめにすればよかったと思いました。

 

とにかくスープの美味しい店でした。あまりにも辺鄙な所すぎて再訪は難しいかもですが機会があればまた行きたいです。